魔物について
この世界にはスライムやゴブリン、オークなどのいわゆる魔物と呼ばれる存在が生息しており、ヒトとの勢力争いを続けている。
その中でもごく一部、黒き炎のようなものを纏った灰色変異体が存在しており、彼らは通常のものよりも遙かに強く、攻撃的であり、ラックを宿した存在全般に強い殺意を抱いている。元々灰色の魔物も存在するが、炎の有無、凶暴性などから変異体の見分けは容易である。
基本的に意思の疎通はできないが、僅かながら自我を持ち言葉を話す個体も存在する。また、同種の魔物を従える事例が報告されている。
ほかにも、魔物は精霊を良質なエネルギー源として捕食する事例が報告されており、それによってエレメンタルのバランスが崩れ、自然災害が発生することが分かっている。
生態系の頂点であるドラゴンには、精霊由来のものと、魔物由来のものがおり、外見での判断は非常に困難である。
※以下ちょっとした読み物
あるとき我々の神は 荒廃したこの世界に気付き 哀れに思った
或る古い教会遺跡に刻まれた創世記
神は光を与え そこに住まう命を作った
豊かになった世界で 命たちは神を愛し 感謝した
それを邪なものが見ていた
そのものは 神と豊かな世界を羨み 真似をして命を作った
しかし 神が命に分け与えた光⋯すなわちラックだけは真似られなかった
それが作った命は 代わりに悪しき闇⋯すなわち魔力を宿した
故に魔物は壊し 奪おうとすることしかできぬ
我々は 光宿す者
神にラックを与えられし者
偽物に負ける道理などありはしない。
上記は教会勢力から支持されている創世記の一説である。真偽は不明だが、この世界は魔物とヒトの収斂進化のようなものがおきており、人間と魔人、エルフとダークエルフ、犬獣人とコボルト、妖精とグレムリンなど、ヒトと魔物との間で類似する種が多く存在しているのは事実である。
見分け方として、ラックの有無や、言語能力、凶暴性などが上げられるが、一部高知能で会話可能なものも存在している。
決定的な違いは魔力の所持であり、これにより多種多様な魔法や技を使用する。
禁術はこの魔物の使う魔法がベースとなっており、魔力の代わりに自身の体力を消費している。
しかしながら、まだまだ解明は進んでおらず、ヒトが安定して使用できる技は少ない。
